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50才で自分の理想の家を建てました

50才という年齢と低予算の悪条件で理想の新築一戸建ての家を持ちたいとがんばって建てました(*^^*)

最後の問題

この予算で建てられるなら契約しよう。
自分の中での結論は出た。
ただ、最後に一つだけ自分の中で残っている問題がある。
H氏も社長も同じだったと思う。
建てる前には原則必ず行う「地盤調査」
この調査で地盤改良が必要となったら、場合によっては今まで苦労してもらった値引きも補助金も全部吹っ飛ぶくらいの金額がプラスとなってしまう。
こればっかりはやってみないと何ともわからない。

買う?買わない?
この家が建つかどうかは「先に地盤調査を行って地盤改良の必要無しなら」となった。

鳥肌

そんな時、H氏からうれしい報告が。
前回の見積もりはあくまで概算。
その時にH氏が土地の金額も売主と交渉してみると言っていた。
少しでも安くなればありがたいと思ってお願いしていたのだが、その結果の金額が出た。
H氏から聞いていた話の感じなどからこのくらい引いてくれたらありがたいと自分が予想していた金額よりも50万程安かった。
売主さんとH氏に感謝(*- -)(*_ _)ペコリ
ぐっと現実味が出てきた。
前回は余裕で200万以上のオーバーだったが、これで170万くらいのオーバーとなった。
当初の希望とは違うが、補助金も予算の金額に含めよう。
精一杯の値引きも提示してくれて後100万くらいのオーバーまでの金額となった。
もうこれ以上は無理なのか…と思った時に社長が「あ!?」と何かを思い出したような声を出した。
「あの補助金が…」
もしかしたらアレか??自分に思い当たる補助金が一つだけあった。
社長に確認してみる「もしかして地域グリーン化事業ですか?」

ビンゴだった。
「ご存じなんですか?!」と社長は驚いていたが、それよりも驚いていたのは自分。
この補助金は知っていた。

金額も大きいのでこの補助が受けられたらいいのに…と、何度も思っていた。
しかしこれは受けられる棟数も少なければ条件も厳しい。
これだけ予算が少ない話はしているので、もしもこの補助を受けられる工務店で自分に適用してくれるなら、とっくに提案してきているだろう…提案がないということはこの補助を受けられる申請をしていないか、していても別の方で既に使ってしまっているかのどちらかだろうと諦めていた補助金だ。
が、実際には本当に忘れていたのを今思い出したらしい。
もし、その補助金が使えれば申請のための手数料など必要経費を除いても80万円ほどの助けになる。
そうなればオーバー分は元々提示した予算に対して20万円程度。
そのくらいなら誤差の範囲としても良いだろう。


相方が言うには、こういうのを縁とか運命というらしい。
運命なのかはわからない。

でも、このギリギリで出た思いもかけない後押しに鳥肌が立った。

ワクワク

買う買わないは別にして、間取りなどを考える。
相方と夜中まで話し込むこともしょっちゅうだった。
自分たちの理想の家を考えるのは楽しい。
建てたかったイメージを紙に落としていく。

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おっさんが書いたにしては可愛すぎ(幼稚)だが、それだけ楽しんでいるということだと思って生あたたかい目で見てやって欲しい。

この落書きのような間取りを見てくれた社長。
ちゃんと図面にしてくれた。
漠然とイメージしていた理想の間取りが、しっかりとした図面としてそこにあった。
なんて素敵な家だろう。自画自賛もたっぷり入っているのは自覚してます
本気でそう思った。
ワクワクする、自分が住みたかった家が図面とはいえそこにあるんだから。
相方も同じ気持ちだったようだ。
この家を建てたい。あー予算さえ合えば…

予想通りのオーバー

2回目の打ち合わせ。
今回は完成見学会で使用した家で行った。
その方が実際の質感などもわかるかもしれないと思い希望してそうしてもらった。
この家も展示が終われば売りに出るようだ。
やはり良い家だと思う。
社長が図面を出す。
しっかり考えてくれたのだろう。
色々苦労しながらこちらの希望を何とか取り入れようとして作ったのがわかる間取りだった。
叩き台ではあるが概算はとりあえずこれをベースに出してある。
間取りや装備などの一通りの説明の後、いよいよ金額の話となる。
こちらの予算も伝えてあるが、その予算内に収まっているのか??
結果、余裕の200万以上オーバー

おぉ、あっとホーム、おまえもか…
今までも大体の予算を提示してその中に納まったことはなかったし、
薄々そうなんだろうな…とは思っていたけども。
正直に予算オーバーとの話をすると、
H氏が私がそう反応するのは想定内といった顔になり
見た目上はそうですが…と説明が始まった。
内容としては住まい給付金などの補助が出ることや
当初10年は税金などの優遇措置があること。
また、今は借入時の金利の条件も良い。
だからこの金額で何とかならないか?といった内容だった。
しかも聞いている感じだと自分が伝えた金額は税抜きの金額となっているような…

自分が提示した予算は少ないことは自覚している。
子どもの学費の支払いなどで今は貯蓄額も少なく、今後定年までの期間も短い年齢。
お国の方針では自分は60才を過ぎると給料は今の3分の2になりそうな状況から、
何とか優遇措置が終わる10年を過ぎたところで一括で返済できる額を考えて出している。

小心者の自分は色々な情報を求めてネットを徘徊。

今後の人生で無理なく返済できる金額とはどの程度なのかも調べた。
ネットで見た50代で無理なく家を買える金額というのは
「年収×0.17×退職までの年数+自己資金」だそうだ。
この式に当てはめた自分の無理なく払える金額は恥ずかしいくらいに少なかった。

現行の定年年齢のままなら退職まで後10年未満ですから…


それを理解した上で買いたいのだから当然補助金のこともかなり調べていた。
そう、H氏には申し訳ないが、話してくれた内容のほとんどは既に理解していた。

(まぁ、よほどのお金持ちでない限り、こんな大きな買い物するなら補助金含め色々調べるんじゃなかろうか?)
何なら今回は話に出てこなかった市町村の薪ストーブに対する補助金なども織り込み済みだ。(さらに言うなら相方の協力可能な金額も既に含めてある(涙))
しかも悲しいことにH氏は住まいの給付金は満額の30万円の想定で話していたが、
シミュレーションして自分の場合はもらえないのも知っている。
その場では言わなかったが…
つまりもらえる補助金は知っているし額も理解している上で提示した予算であり、
純粋に200万円以上のオーバーなのだ。

とはいえ他で見積もった時の額よりは現実的(ただしローコスト住宅は別)
どうしたものか…

打ち合わせ開始

概算を出してもらうため、初めて正式に打ち合わせをした。
その席にはH氏と設計担当ということでもう一人若いイケメンが。
なんと社長ですか!?物腰も柔らかな人物でとても好感が持てた。
打ち合わせでは、まずは希望を聞きたいと言うことで、今まで考えていた自分たちの求める希望をバンバン言った。

ダメでもともと。言うだけならタダですから。
・薪ストーブとその熱を2階に送る吹き抜け
・玄関を入って真っすぐの土間スペース。その先には抜け感のある大きめの窓をつけて明るく開放的に
・書斎から下をのぞける窓(相方と二人の時にはヤッホーゾーンと呼んでいた)
・和室の続き間
等々。
一つ一つ丁寧に受け答えしてくれて、否定的なことは何も言わずに実現するにはどうするかをしっかり考えてくれた。
実は某ハウスメーカーさんで同じように話した時、薪ストーブは高くて手間もかかって無駄だとか、吹き抜けや続き間はやめて寒気が入らないようにすることが効率的で良いとか、自分たちの求める要望に対しては否定的で、あまり聞いてもらえなかった経験がありました。そのせいか今回の打ち合わせはとても楽しかった。
誤解のないように書きますが、なんでも客の要望を聞けと言ってるんじゃないですよ。
プロの目から見て気になる点を指摘してもらえるのはありがたいです。本当に参考になると思っています。
実際、今回の打ち合わせ中もアドバイスを受けて良くなったところがたくさんあります。
以前のアドバイスとの違いは自分たちの希望を取り入れようとした上で、さらに効率や見た目、機能性が良いと思える最適な提案だったところです。

薪ストーブは非効率。たしかにそうかもしれませんが、夢見ていたものを「無駄でつまらないもの」だと言われているようで悲しかったし、効率よく、無駄なく暮らすことが全て正しいの?と、自分は思ったのです。

 非効率で他人にとっては無駄なものでも、自分にとっては大切な夢の一部なのです。

 

次の打ち合わせまでに叩き台となる図面と概算を出してくれるそう。

社長、H氏、期待してますよ!

ちょっと前進

H氏の土地を検討中に、相方が気になる土地があると言い出した。
行ってみると売地にはなっていないが、景色も良く場所もいい。
相方よ、いったいどうやって探してくるんだい??

相方の気持ちとしては

今回、H氏が勧めてくれた土地もいいと思うけど、この土地のような「気になるところを全部調べてからにしたい」らしい。

自分もその意見には賛成。
早速、H氏に確認。
すると、すぐに返事が来た(H氏仕事早い!)
結果、そこは農業振興地域で宅地にはできないとの事。
しかも、すぐ近くに沼地があり地盤も弱いところだった。
H氏の「他にも気になるところがあれば遠慮なく…」との言葉をそのまま好意的に受け取り、もう一か所気になっていた売地を調べてもらった。

ここは「売地」の看板はあるものの、業者の名前などは書かれておらず、携帯の番号だけが書かれている怪しさ満点の売地だ。

仕事が早いH氏、ここもすぐに調べて連絡をくれた。

結果、ここも農業振興地域だった。
しかも金額がとんでもなく高く(なんと3000万円!)諦めもついた。

これで自分たちが気になっている売地で残されたのはH氏の勧めてくれたところだけだ。

この土地で自分たちの希望の家を建てるといくらくらいになるのか?
一度概算を出してもらうことにした。

ちょっと前進、かな。

新たな土地情報

家が気に入っても、建てる土地の目途がつかないことには話が進まない。

土地の金額によっては家自体の質にも影響する。

そんな時、あっとホームのH氏から連絡があった。
良い土地がありますよ、と。
地図を見せてもらうと自分たちが希望している場所だ。
117坪と広い割には金額的にも高くはない。317万円。
さっそく休みの日に相方と見に行ってみる。
周りは畑が多く、静かなところだ。
日当たりはすごくいい。
東も西も綺麗に山が見える。
見に来るまでは経験上、この広さでこの金額だと何か問題(とんでもなく山奥、傾斜地、極端に日当たりが悪い等々)があるかも?と思っていたが特に問題があるようには見えない。

悪くない。

いや、悪くないどころか今までの中ではかなりの好印象。
まさか、また近隣に反社会的な方とか騒音おばさん的な何者かが住んでいる??

前回の件からかなり慎重になっている。
失礼かとも思ったが、周辺環境は住むとなったら大切なこと。

H氏に確認してみる。
早速調べてくれて「そういった方はいません。」とのお返事。
現在のご近所さん、そして売主さんにも確認してくれた。
問題ありません。ご近所さん皆いい方ですよとの事。

売主さん以外は、どこからの情報なのか?

気になって聞いてみると、ご近所の住人の中に会社の仕事関係で知っている方がいたそうだ。
ホッ…安心した。