こんにちは。
たくてむです。
世間ではＧＷ真っただ中ですね。
私は３０日は普通に仕事で、それ以外は内装作業の予定でした。
遅れているのでかなりがんばらないと間に合わない感じです。
そんな中、私の趣味にＧＷ中一日だけ使わせてもらいました。
貴重な一日を使って友人と２９日に海釣りです。
「たまには行っておいで」と気持ちよく送り出してくれた相方。
本当にありがとう。
いつも感謝です。
さて今回は鯵鯖の乗合船を予約しました。
理由は「美味しい〆鯖を食べたいから」です。
自分は〆鯖大好物です。
ただし一度冷凍したものや酸っぱくて堅いヤツはダメなんです。
軽めに締めてふんわりと柔らかい、鯖の味を楽しめる本当に美味しいしめ鯖に限り大好物なのです。わがままですみません…
ですが最近はアニサキスのせいで、どこに行っても一度冷凍した〆鯖しか置いてありません。
これでは本当の美味しさは消えてしまいます。
万が一のリスクを考えたら飲食店が解凍した〆鯖しか扱わないのはリスク管理として至極当然です。
高級な寿司屋でもいけば冷凍していない〆鯖を出してくれるかもしれませんが、庶民の私がそんなところでおなか一杯〆鯖を食べられるわけがありません。
つまり、冷凍しない本当に美味しく安全な〆鯖を食べるには自分で釣ってきて自分で作るしかないのです。
釣る前から頭の中は鯵と鯖のことでいっぱいです。
何せ釣れだせばクーラーボックス一杯釣れる魚です。
〆鯖以外に煮付けに干物、鯵は叩きが一番だよな…と夢が広がります。
気象庁発表の天気予報と沿岸波浪予想も抜かりなくチェックします。
天気も良く波も穏やかな予報。
これはもう釣れたも同然でしょう。
待ちきれず友人と前日の夜に出発して釣り船近くで一杯やります。
久しぶりの釣りと、貴重な休日にお酒も進みます。
しかもこの店なかなか気の利いた店でつまみも美味しい。
二人で赤ワインなんかもボトルで空けちゃいました。
29日早朝。鯵鯖乗合出船です。
この後、気象庁に対して猛烈に怒りを感じることになります。
未だかつてこんな船の揺れを経験したことはないというくらいの波。
あまりの波に普段なら１時間少々で到着するポイントに２時間かかりました。
その移動中、船内のキャビンは１時間以上下りることができないジェットコースター状態。
何度も体が浮き、その度に頭や腰を打ちます。
強烈な船酔いにも襲われ、ドアの隙間から海水もバシャバシャと飛び込んできます。
釣り場に着くころには乗船したお客さんはみんなフラフラです。
この波のどこが穏やかなん？？！なぁ？なぁて！！
穏やかだと予報した気象庁の職員をこの船に乗せて、同じ思いをさせてやりたいと心から思いました。
船べりにしがみつき私もゲロゲロと吐きます。
自分はかなり船酔いに強いのですが、今回はどうにもなりませんでした。
青い海に昨夜飲んだワインの赤が美しく撒かれます（涙）
これから食事の方、汚くてすみません…
船長も天気予報や波予報で判断して出船したそうで、まさかこんな状態とは思わなかったと話していました。
…許さんぞ気象庁（怒）
それでも気持ちよく送り出してくれた相方に美味しい〆鯖を食べさせたい一心で竿を出します。
まずは１匹。
続いてもう一匹。
限界です…
キャビンで横になります。
実際に釣っていた時間はわずか15分ほどです…
その後、根性でもう一度竿を出し、何とかもう二匹追加。
そこで船長から「波の状態があまりに悪いので早上がりします…」とアナウンスが。
正味30分も釣っていられませんでした。
自分だけではありません。
乗船した時には自分の釣り座のある右舷側には9人いたのですが、釣っていられたのはたった３人だけだったようです。
帰ってから波の予報を見直します。
やっぱり穏やかのまま…
許さんぞ気象庁（震）
そうやってがんばって釣った貴重な鯖です。
※自分の釣ったのは４匹ですが、不憫に思った友人が一匹恵んでくれました。
現在〆鯖になり、酢をなじませるため冷蔵庫に鎮座しております。
今夜美味しくいただきます。
貴重な休みと気象庁への怒りの話でした。
