寒い長野県。花粉症のピークも全国的には少し遅めの県ではあるが、いよいよ花粉の本格的なシーズンの到来となった様子。
自分は杉も檜もなので毎年かなりの長期間苦しんでいる。
しかも症状がかなり重い。
鼻水や目の痒みくらいならまだ我慢できるのだが、自分の場合は呼吸も苦しくなる。
これが一番辛く、夜などは苦しくてこのまま死ぬのではないかという恐怖感に襲われる。この恐怖感はなかなか人には伝わらないだろう。
夜中に目を覚まし、呼吸をしても酸素が身体に取り込まれていないというか、そんな感覚になる。苦しくて仕方ないのに逃げ場もなく、花粉シーズンが終わるまでこの状態が続くという絶望感。決して誇張して書いているわけではなく本当に辛い。
でも、医者にかかり、どんなにこの苦しい気持ちを伝えても鼻炎の薬を出されて終わり。薬を飲んでも鼻水は止まるが眠くなりボーとしてしまい仕事にならない。その上、呼吸が苦しいのにはあまり効果がない。
花粉症では唯一完治に近い治療法の減感作療法を受けようと思っても、通院できる距離には減感作療法を行っている医療機関はなかった。
舌下免疫療法が保険適用になった後もしばらく同じ状態が続いていた。
ずっと悩み続けていたが、やっと舌下免疫療法を行う診療所が現れ、藁にもすがる思いで始めたのが昨年の１０月。
アナフィラキシーが起きないか検査して治療開始を決めるため、最初は治療を始められるかもわからなかった。
自分はとりあえずは治療を開始することができたが、この治療を始めたから解決という訳ではない。
テレビなどでは調子のよいところばかりを取り上げるが、実際には２割程度は全く効果が出ない人間もいるのが現実。また効果はあるとしてもみんなが劇的に改善されるわけではなく、多少は楽といった程度の場合も多いだろう。
さらに効果が表れるのにとにかく時間がかかる（最低でも２年は毎日毎日内服し続ける約束の元治療を開始します）。
自分の場合はどうなんだ？今シーズンはどうなるんだ？と、ずっと不安で今も不安なままだ。
ただ、まだ花粉の症状のピークにあたる時期ではないため結論は出ないが、何となく楽な気はしている。
多少、目の違和感やくしゃみが出る時もあるが、今のところ呼吸が苦しいあの辛い症状はでていない。何とかこのまま無事に。少しでも効果が出ますように…
