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50才で自分の理想の家を建てました

50才という年齢と低予算の悪条件で理想の新築一戸建ての家を持ちたいとがんばって建てました(*^^*)

愚痴と怒り

こんにちは。
たくてむです。

今日の話はただの個人的な愚痴と怒りです。

医療関係の方で、さらにその中でも一部の方にしか興味のない話だと思います。
しかも長文です。
申し訳ありません。
今日の話は関係者以外読み飛ばし推奨ですm(__)m

さて医療に携わっている方はご存じでしょうが今年は診療報酬改定の年です。
改定自体は仕方ないことだと思いますし、改定そのものに対してではないのですが、もうずっとイライラしていることが…

看護必要度

改定の度にこれが色々変わるのですが、これに対して本当に腹が立って…
もともとは看護に対する業務負荷を正しく評価して、その結果を適正な人員配置につなげて看護負担を減らしていく…みたいなことで始まったと記憶しています。
が!何一つ役に立っていないどころか、むしろ看護師さんの業務負担を増やし、厚労省の思惑通りに病院の格付けを行うためのツールのひとつに成り下がっているとしか自分には思えないのです。
この看護必要度。自分の勝手な解釈でざっくりと説明すると、厚労省の決めた評価を患者さん毎に行い、その点数が高い患者さんは看護負担が大きくて、点数が低い患者さんは看護負担が少ないと判断される訳です…
えー、話し出すと止まらないので一言で表現すると・・・

そんなことある訳無いだろ!

この評価、そんな大層なものに使えるとは全く思えません。
同じ病気でも患者さん毎に様々なケースが存在するんです。なのに多種多様な疾患があり治療があり、患者さんも我慢強くおとなしい人もいれば、逆に感情の起伏の大きい人もいます。
そんな看護の負担が、こんな程度の評価項目でそんなに簡単に測れるのでしょうか?
自分は無理だと思います。
この看護必要度の評価が正しい評価となっていない根拠の一例として、例えば最近話題のコロナ患者さん。
防護服を着てないと接することもできず、他にも様々な消毒作業や、感染のリスクにストレスに…どう考えても看護するのはものすごく負担大です。
が、重症化してECMOでも使っていない限り看護必要度ではコロナ患者の看護負担は全く高くなりません。
骨折して手術なんかで入院している方だと、実際にはほとんど手がかからなくても、看護必要度を使った評価ではコロナ患者さんより圧倒的に看護負担が高い評価になったりするのにです。
もう、ここだけ見てもおかしいと思いませんか?
なのにこの評価で病院に支払われる診療報酬も変わったりするんです。
病院の経営に影響してしまう重要な評価とされているんです。

そして何より私が腹が立っているのは、最終的に看護師さんの負担を減らすことにつながるなどと始めたくせに、看護師さんは毎日この評価を行うために時間を取られ、入力のために時間を取られ、この評価を行うための研修も行わなくてはならず、全く負担軽減になんてなっていないこと。さらに改定の度に振り回されて…
負担増にしかなっていません。
それでも看護師の皆さんは、忙しくストレスいっぱいの業務の中、この看護必要度の評価を毎日欠かさず行っているんです。
この評価を厚労省に提出しないといけないから。
”こんなことをする時間があるのなら、患者さんが本当に希望している、患者さんのためになる、本来の看護業務に使いたい”と話している看護師さんがいました。ド正論だと感じましたね。
この評価のために使われている莫大な手間と時間を患者さんのために使うことができたなら、看護師さんも患者さんも、みんながもっと幸せになれるのに…と、そう思えてなりません。

自分はSEです。
元はと言えば、本業とは関係ないパソコンへの単純な入力作業で困っていた方に、軽い気持ちで負担を軽減するツールを作ったら「助かったよ。これで本業に専念できる。」と思いの他よろこんでもらえたのがきっかけでした。
自分の作ったシステムが、その人が本来やりがいをもっている仕事に専念する助けになった。単純な考えで、小さいことかもしれないけれど、いいシステムを作ることで、みんなが幸せになる手伝いができるんじゃないか?
この時、そう思ったんです。
自分はこの仕事にやりがいを感じていました。
関わった方が少しでも本来の仕事に専念できるようになって、よろこんでくれるのが何よりうれしかった。
だから、この自分の思いとは真逆の、誰も幸せにならない、厚労省が病院を選別するためだけのツールとしての仕組みとシステムには腹が立って仕方がないんです。
看護必要度を管理するツールも作りましたよ。
でも、元々こんなくだらないものを厚労省が押し付けてこなければ作る必要もなかったものです。
誰も望まず、大して役に立たないことにみんなが振り回されて、そんなことのためのシステムを作ってる…本当にバカバカしい。
でも作らなければ、こんなくだらないことにみんなの時間が取られてしまって、看護師さんも事務職員も、みんなの業務負担が増える。
あぁ腹が立つ。
なんでこの国はこんなくだらないことばかりに労力をかけさせ、本来の患者さんのために時間を取ることができる仕組みを作らないのでしょうか…
自分は看護必要度は見直しではなく廃止でいいと思っていますが、お上が導入してこうして進めてしまった以上、間違ってましたとは決して認めないでしょう。これを推し進めてきた関係者が残っている内は、まぁ廃止にはしないでしょうね。

ちょっと腹が立ちすぎて消化できなかったもので、ここで書いたところでどうにもならない長文の愚痴を本当にすみませんでした。

※最後に
私とは違い必要だと思っている方もいるでしょうし、関わった方々からすれば言いたいこともあるでしょう。
いろんな意見があるのは承知しています。
これだけ書いておいて、いまさらとは思うのですが
ここでの話はあくまで私の個人的な感想です。
こういった考えの人間もいるのだということでご理解いただければ幸いです。

 

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