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50才で自分の理想の家を建てました

50才という年齢と低予算の悪条件で理想の新築一戸建ての家を持ちたいとがんばって建てました(*^^*)

家の間取りとこだわりと現実

何度もの打ち合わせで家の間取りは確定し、壁紙や造作建具などの詳細もほぼ決まった。
素人ながらに一生懸命考え、自分としては「こういう家に住みたかった」と思える家になっていると思う。
現実問題として予算にも限りがある以上、諦めなければならなかった部分もあるし、住んでから発覚する欠点もあるかもしれないが、毎日間取りの図面や模型、使用する予定の照明のカタログなどを見てニヤニヤとしてしまうほど気に入ってる。
※今思ったが、たまに職場でも思い出してニヤニヤしているので、もしかしたら職場内であやしいおじさんとして気持ち悪がられているかもしれない。気をつけよう。

さて、そんな夢と希望が詰まりまくった間取りとこだわりと現実部分を書こうと思う。
先に断っておきますが、自分の希望にはぴったりですが、世間一般で評価されると思っている訳ではありません。
大いに自己中心的評価となると思いますので

オススメ → こういう考えもある
こだわり → 自己満足
夢 → お金がかかったよ…

のように
上記参考の上、各自脳内変換してご覧ください。

 

理想の家を建てる夢を見始めてから、いくつのモデルハウスや、各メーカーの完成見学会に何度足を運んだことか…
その見学の後にはいつも「いいな」と思ったところを参考にして、自分なりに理想の間取りを考え何枚も間取り図を書いた。
それはもう何枚も何枚も…数え切れないほど。
その度に相方とああでもないこうでもないと話をし、二人にとって理想の間取りと言えるものができるまでには何ヶ月もかかった。
しかしソレは本当に素敵な間取りだと二人で思った。
ただ夢と理想の間取りは予算という現実を前に最終的には大分コンパクトになってしまった…
そうは言っても苦労の末ほぼ理想通りになった1階の間取りがコチラである。f:id:takutem:20190301162853j:plain

※水色部分は吹き抜け

 

早速こだわった部分を書いていこう。

自分は玄関を入ったらすぐに目に入る景色にこだわった。
ざっくり言うと「抜け感」。
小さい家なので限界はあるが、こんにちはーと玄関を開けてまず目に入る景色は明るく広々としたものにしたかった。

玄関を入ると真っ直ぐな土間。
そして、その真っ直ぐ先には大きなFIX窓があり、遠くまで見渡せる広々とした景色が広がる。 

田舎で窓の先には畑と森しかないため見通しは抜群だ(笑)

f:id:takutem:20190301163201j:plain
土間の左側にも家の中で一番大きな掃き出し窓があり、そちらには山と麓の街並みが見える。
右側はダイニング、リビング、そして続き間の和室がある。
普段はリビングと和室は仕切らない上、正面真っ直ぐのFIX窓以外にもリビング、和室共に掃き出し窓がある。さらに上は吹き抜け…
モデルハウスでも見たことが無いほどのワンフロア+窓たっぷりの広々感である。

そのFIX窓の向こうはウッドデッキとなっているのだが屋根下のインナーバルコニー風となっている。
ここは相方のこだわりポイントだ。
相方はインナーバルコニーに憧れていて「インナーバルコニーでティータイムを!」と夢見ていたのだ。
実は当初、このインナーバルコニー部分は無く、土間部分がその分長かった。
しかしインナーバルコニーにそこまでこだわりがあるとは知らなかった自分はほぼ理想通りの間取りができたと大いに興奮し、得意になって相方に間取りを見せた。
相方は隅々まで間取りを確認し「インナーバルコニーが無い…無ぃょぉ…」とあるはずの無いソレを間取り図の中に探し続けた…
その姿を見た自分。
「おまえのものは俺のもの。おまえの悲しみも俺のものだ!」と男前のジャイアンのように光の速さで土間を削ってインナーバルコニーを出現させた。
その時の相方の満足そうな顔を見たら「最初からここに作るつもりだったんだ。ごめんごめんうっかりしちゃった。」としか言えなかった。
そんな場所なので”ティータイム?実際には野沢菜とお茶あたりだろう?”とか”部屋の中で飲む方が虫もこなくていいんじゃ…?”等は決して言ってはならない非常にデリケートなこだわりスペースとなった。
でも自分も今は作っておいて良かったと本心で思っている。
ここでティータイムを取ろう。たとえそれが日本茶野沢菜でも…

続いてのこだわりは大黒柱。
お義父さんが娘や家族のために使えれば、と50年も前に植えた杉の木をいただいた。
今は大黒柱の無い家も多いとのことだが、自分は絶対にこの杉を大黒柱として迎え入れたかった。※過去関連記事
製材する前はできれば七寸。無理なら六寸と言われていたが、最終的に八寸の立派な大黒柱となった。
色目も美しく、この大黒柱を入れて良かったと心から思っている。
間違いなく記念になるし思いのこもった家になると思う。
これから建てる方が読んでいて、もしもこういった木を使うことができるのであれば間違いなくオススメです。

キッチン。
ここもこだわりが詰まっています。
我が家はシンクとコンロが別々のキッチン台についているⅡ型と呼ばれるキッチンにした。
コンロ側とシンク側で野菜などを移動させるときに床に水が落ちることが多いデメリットもあるようだが、この作業スペースと収納スペースはやはり魅力だった。
シンク側のキッチン台には大黒柱と同じ杉を使ったカウンターテーブルを造作してもらう。二人の時はここで食事をする予定。
と、ここまでは同じような感じのレイアウトを見たこともありますが、相方のこだわりと夢はコンロの上の部分にある。
我が家にはコンロの上にあるハズの換気扇がありません。
相方はコンロの上にでーんと構えた換気扇がどうしても嫌で「コンロの上の換気扇が嫌だ。換気扇イラネ!(゚⊿゚)」とコンロ上部の換気扇をやめたのです。

な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも相方が何を言っているのかわからなかった。

油まみれの台所を想像し、できるだけコンパクトで手入れが簡単なものをやんわり相方に勧めた。しかし

「そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ」と相方が教えてくれたのがスリムハイキだった。

kankimaru.com

自分は換気扇はコンロの上にあるものと思い込み、邪魔だと考えたことも無かったのですが、こんな製品があるということは世の中に相方と同じ考えの人もたくさんいたと言うことですね。
スリムハイキは換気扇自体は室外に置き、室内には換気口が壁面にあるのみというスッキリ感で、まさに相方が求めていた換気扇でした。
このスリムハイキも広々感の演出に一役かっていると思います。

 

長くなってきましたので、次回に続きますm(__)m