50代 家 新築 注文住宅 家造り 猫と暮らす メインクーン

50才で自分の理想の家を建てました

50才という年齢と低予算の悪条件で理想の新築一戸建ての家を持ちたいとがんばって建てました(*^^*)

契約

間取りなどの最終確認を行ってから、契約書に署名、捺印。
これで正式に契約成立!

数日後、今度は土地の契約。
土地の契約の前には重要事項説明が必須だそうで、宅地建物取引士の資格のある方から説明を受ける。
気軽に考えていたら何と2時間の説明…
土地を買うって、こんなに面倒な手続きが必要なんですね。

知らなかった…
相方はずっと眠くて死にそうな顔をしていた。
自分の土地の事とは言え、こんな長い説明、覚えてられないですよ…

説明と契約書の用意が終わってぐったりしていると
「難しい話はこれで終わりです。後は楽しい打ち合わせばかりですよ。」とH氏。

ホントですか?お願いしますよ。

決断

相方も自分を見ている。

「決めてもいいかな?」と、どっちの、どういう意味だか分からない言葉を相方にかける。

相方はただ「うん」と言ってくれた。

自分はやっぱり建てたい!夢をかなえたい!


「どうか、よろしくお願いします。」と社長とH氏に頭を下げた。

契約決定!

小心者で優柔不断の自分にしてはがんばった…
帰りに相方に「二人で決めたボーダーラインの金額を超えていたのに、契約を決めてしまってごめん。」と謝った。
相方も契約して良かったと思っていたそうで笑って許してくれた。いつも、ありがとう。

家を建てようと漠然と夢を見て、初めの一歩で住宅展示場に行った日から既に2年以上経過している…
長かった。

心の底では諦めかけてた。ただの夢になるかも、そう思っていた家。
でも、ついに、本当に、建てるんだ。
この後、支払い含め色々大変なこともあるだろう。

でも今はホッとした気持ちと喜びでいっぱいだ。やっと、やっと、ここまで来た。



どうしよう…

打ち合わせ開始。
まずは地盤調査の結果から聞いた。
表層が柔らかく、表土の入れ替えが必要だという結果は既にメールで聞いていたので詳細を聞いて再確認しただけだ。

問題は総体予算がどうなったかだ。
まず、地主さんとの交渉ではこれ以上の値引きはできないとの結果だった。
正直なところ「やはり」と思った。
元々かなり安い金額だが、その後の交渉でさらに安くしていただいたのだ。
これ以上は手元に残るお金を考えると難しいだろうと考えていた。
第一、ここでそんなに大幅に値引けるくらいなら、最初の交渉は何だったのか?と言う話だ。しかし、ここくらいしか金額を詰めるのは辛いのも事実。
いよいよダメか?
次に銀行。
最大限がんばってくれたようだ。
H氏も銀行さんとのお金の交渉は得意と言っていたが、これは想定以上だった。
手数料は最低ランクとしてくれた上、金利もかなり優遇してくれたのだ。
自分は銀行のチラシなどに書いてある優遇金利が最高の条件かと思っていたが、
そうではないんだと初めて知った。
元々の金利と手数料から考えると総予算では20万円程度支払額は減る計算となる。
ここでH氏が「どのくらいまでなら負担してくださいますか?」と聞いてきた。
元々がギリギリの予算なのだからホントなら0がいい!

…とは言えず
正直に15万程度で考えていると伝える。
H氏が社長に視線を送る。
社長「正直、既に他ではない値引きをしています。」
…終わりか、と思ったその時
「その上でこれでどうでしょう?」
と値引きを提示してきた。


相方と決めたボーダーラインは15万。

あっとホームさんも最後の値引きを出してくれたが、相方と設定した金額はオーバーしたままで、オーバーの金額も当然1万や2万ではない。
でも、うーん…、自分たちで決めたボーダーラインとはいえ、ここまできて諦めるのはやはり悲しい…、でも相方と真剣に話した結果のボーダーライン…

優柔不断な自分…考えがぐるぐる回る

自分の出す結論を待っている社長とH氏…

 

どうしよう???

最終ジャッジ

最後となるかもしれない打ち合わせの日がきた。
初めてあっとホームの地球民家を見学してから既に4ヶ月が経過している。

打ち合わせ開始のギリギリまで相方と話し合い、15万円程度までのプラスで済むとしたら契約。そうでないなら諦めようと決めた。

本来なら地盤改良が必要だった時点で諦めるつもりだった。
相方もすごく残念そうだけど、ここにきて60万のプラスでは仕方がないと…
1千万、2千万の契約の話の中で「たった60万で?」と思う方もいるかもしれない。
しかし、普通に考えて中古車くらいは十分に買える金額。お金持ちでも何でもない自分たちにとってはギリギリまでがんばっての予算であり、ここでの60万は大きな障壁なのだ。

だが、ここで諦めるなら、もう次の機会はないだろう。
ローコスト住宅に切り替え、建てるだけなら可能かもしれない。
でも、建てたい家を探し始めた頃と違い、今は自分たちの中で求める家がはっきりしている。
妥協して建てたくはない。
ここでダメならもう家を夢見るのはやめよう。

後は総体予算を詰めると約束してくれたH氏に期待するしかない。

運命の地盤調査結果

ついにH氏から地盤調査結果のメールが届いた。

結論から書くと地盤は強いが、表土がやわらかく地表面1メートルの土の入れ替えが必要との判定。
表土入れ替え等の費用はざっと60万
あぁ…orz
トイレは施主支給とし、ネットで安く購入し取り付けも自分で行い、壁や柱の塗装は自分たちで塗り、間取りも変更して坪数を減らし、ドアも無垢から変更等々…

あれだけ苦労して削った金額が一瞬で吹き飛んでしまった(涙)


予算もギリギリだけど地盤改良不要なら契約と決めて、毎日改良無しで済むように祈っていたのに。

ショックだった。

メールには
「夢を叶えていただけるよう精一杯各方面に打診をしている最中です。
・銀行さんに保証料20万円程安くしていただく交渉をしています。
・地主様に地代の再交渉をしています。
他、当社も微力ながら協力する用意があります。
追加金額が発生してしまいましたが気を落とさずあまり悩まないようお過ごしください。
必ず前回同意をいただいた水準近辺まで総体予算を詰めますのでご安心して〇日ご来社ください。」
と書き記してあった。

その後、打ち合わせ前に書類の記入などでH氏に少しだけ会う機会があった。
「60万円の金額も、地主さん・銀行さん・当社・たくてむさんで割れば15万です。
とにかく手は尽くしていますから諦めないでください。」とH氏。
営業の方なのだから当たり前の言葉と態度かもしれない。

でも、土地にしても何にしても、本当に親身になって色々考えてくれていると感じている。
H氏の言葉に少しだけ希望を持った。

あっとホームの完成見学会

完成見学会があるので見てみませんか?

たくてむさんの家に似ている部分もありますよ。

と社長とH氏に誘われて行ってみた。

自分たちの家(あくまで予定)に比べてずいぶん大きい家だが、吹き抜けやリビング、キッチン配置などは似ている。

その似ている部分はと言うと、思った通りイイ感じ。
やっぱり図面より実際に見る方がいい。
各部屋もチェック。
どの部屋を見ても「自分たちならこうするかなー」といった目線で見てしまう(笑)

それにしても地盤調査の結果が気になる。
H氏には調査の結果が出たらメールで連絡してもらうように話してある。
その結果は別として、次の打ち合わせの日程も決めてある。
次の打ち合わせの日が「買うのか?買わないのか?」の最終ジャッジの日となる。

地綱張り

地盤調査の前に地綱が正しい位置に張られているか確認を行った。

※地綱張り:建築予定地に縄を張って、設計図どおりに建物の配置を決めていく作業のこと。だそうです。


地綱を張った場所を見てると、ほとんどの人は小さいと感じるらしい。
自分はそこまで小さいとは感じなかったが、相方はこんなに狭いのー?と言っていた(涙)

さて、この小さい家を建てることができるのか…
この数日後にいよいよ地盤調査が行われる。